まずアメリカの経済状況をおさらいします。
株価指数などはその国の経済力や成長に支えられていますから、まずはアメリカ経済の現状把握をすることで米国株に投資するべきかの参考データにすることができます。
下の図は世界のGDPランキング上位10か国です。
アメリカはダントツの1位です。
中国の1.5倍以上、3位の日本の4倍の規模です。
これを見れば、世界の覇権国がアメリカであることが分かります。
続いて、1980年からのGDP(USドル)推移を見てみます。
やはりアメリカがダントツですが、中国の急成長ぶりが凄まじいです。
アメリカの規模と成長率が大きく、日本以下の国は細かい推移が確認できないほどになっています。
米国企業の強さ
アメリカの経済成長を牽引しているのは、グローバル企業の強さが1つの理由です。
世界の時価総額上位ランキングのデータを見てみます。
米国経済を支える人口増加
国の経済成長の大きな要因に、人口増加があります。
多くの先進国は、医療技術の向上、治安の改善、教育費など子供にかける投資資金などの影響で出生率は下がり少子高齢化していくのが典型的なケースです。
その中でも日本は超高齢化社会を迎えようとしていますが。
アメリカは移民の国ですから、出生率は低くても移民いよる人口増加が見込めます。
シンプルに考えて人口が増えれば消費者のパイが増えますから、マーケットが拡大していきます。
企業にとっては設備投資もしやすい環境にあると言えます。
下の図はアメリカの人口増加の予測を表した図です。
5年で1000万人増えるという予測がたてられています。
2080年には、65歳以上が4割をしめ人口8000万人になると言われている日本とは大違いです。
米国のエネルギー事情
アメリカは世界一の石油消費国ですが、その自給率が2008年頃から急激に上昇しています。
現在のアメリカのエネルギー自給率は90%を超えています。
対して日本は、、、
8%弱です。
日本は本当に資源がない国です。
その分、技術力をつけてきたという背景はありますが。
エネルギー消費国から資源国に
アメリカはもともと原油を中東から大量に輸入していましたが、シェール革命により、低コストで天然ガスや原油を生産できるようになり輸入依存度が急激に減少しています。
将来的には、エネルギーを完全自給できるようになると言われており、余剰エネルギーは輸出される可能性が高いです。
つまりアメリカは世界一の経済規模をほこるにも関わらず、資源国になる可能性があります。
いくつかのデータを紹介してきましたが、アメリカ経済は長期的に見ればまだまだ伸び代があると言えそうです。