住宅ローンの金利が返済額にどの程度影響するのかは、シミュレーションをしてみれば1発で分かります。
例えば、4000万円のフラット35を組んだとします。
フラット35は、一番有名な住宅ローンだと思います。
長期間固定型の住宅ローンです。
住宅ローンは、長期間固定、変動、機関選択型などの種類に分かれますが、長期間固定型は35年間金利が契約時のまま推移するという意味です。
変動金利型はその名の通り、金利が変動するタイプでローン開始時は低いけれど返済中に金利が上がる可能性があります。
もし金利が上がれば、毎月の返済額も上昇してしまう可能性もあります。
その代わり、ローン開始時の金利は、長期間固定型よりも低くなりますのでどちらを選択したら良いかはケースバイケースとなるでしょう。
今回は、返済額に与える金利の影響をシミュレーションを使って確認する事が目的ですので、分かりやすいように長期間固定型のフラット35を例にとってお話します。
金利1.5%で元本4000万円でシミュレーション
元本:4000万円
金利:1.5%
上記のケースで総返済額をシミュレーションしてみます。
シミュレーションは、SBIホールディングスのローンシミュレーションを活用しました。
結果は以下になります。
総返済額:51,438,986円
利息:11,438,986円
という結果でした。
金利2.5%で元本4000万円でシミュレーション
元本:4000万円
金利:2.5%
結果は以下になりました。
総返済額:60,059,196円
利息:20,059,196円
という結果でした。
金利が1.5%の場合と、2.5%の場合では利息が約1000万円も変わることが分かります。
元本の金額が大きくなればさらに利息は膨らむ計算になりますから、以下に金利が影響するかが分かると思います。
住宅ローンは、借り入れ金額が多く、返済期間が長いため金利の影響がより大きく現れます。
住宅ローンを選ぶ際は、金利が少しでも安い金融機関で借りることに拘るべき理由がここにあります。