長期思考と短期思考
人生を豊かにする投資思考と書いていますが、どの世界でも成功する人には共通点があると思っています。
1つは長期思考です。
長期思考とは1年、2年先のことだけを考えるのではなく、10年、20年先の自分にとって意味があるかどうかを基準に行動する。
ということです。
起業家でも成功者ほど先を見ているといいます。
代表格は、孫正義です。
孫社長は、ビジョンをとても重要視しています。
20年、30年だけではなく100年後まで考えています笑
凄いのはそのビジョンが明確になるまで思考し続けるところだと思います。
僕なんて10年先を考えるだけでも一杯一杯ですから。
話を戻すと、長期思考はとても重要だということです。
今の行動が、のちのち自分にとって意味があるのか?
僕はこの言葉を常に自分に問いかけながら判断するようにしています。
短期思考は失敗しやすい
長期思考に対して、短期思考はあらゆる面で失敗する確率が上がります。
投資さぎに騙せれる人はまさに短期思考です。
1年以内に資産を2倍にできる。
月利10%など甘い文句に誘われて出資した人を何人も見てきましたが、うまくいっている人などほとんどいません。
99.9%は失敗と言えます。
運が良くて元金を回収できて程度でしょう。
人間関係でも同じです。
どうすれば、この人とより長期にわたって良い関係が気付けるか?
という視点で人間関係を考える人は、人を騙したりしませんし、目先の利益だけを求めて要求をすることなどもないでしょう。
華僑は短い物差しと長い物差しを持っている
僕は華僑やユダヤ人の歴史や文化、習慣などを調べるのが好きです。
彼らは、俗に金儲けが上手い民族だと言われています。
金儲けというと、ネガティブな言葉に聞こえますが、要するにお金に対して正しい考え方を持っていると考えています。
日本人は、お金というキーワード自体に過敏に反応(マイナスに)しがちですが、彼らはお金はただの道具に過ぎないと考えています。
だからと言って軽視している訳ではありません。
むしろその逆です。
お金を正しく使おうという哲学を持っていて、お金の効果についても熟知しています。
華僑の哲学に
物差しは常に二本もて
という言葉があります。
現在を測る短い物差しと、未来を測る長い物差し2本必要だと考えているのです。
目先の利益にとらわれていたら、大きなことは達成できない。
反面、目先の細かいことをおそろかにしていたらやはり大きなことは達成できない。
矛盾しているようですが、両立可能だと思います。
何かを達成しようとすれば、必ず地図が必要になります。
ゴールまでのイメージです。
ただイメージだけでは達成できません。
逆算した結果、小さなことに分解されるはずです。
その小さなことを一生懸命やらなければ、ゴールにたどり着くことはないでしょう。
短いものさしがいくつも積み重なって長いものさしになるのと同じです。
華僑はしばしば矛盾している言葉を両立させるような考え方を持っています。
そのバランス感覚がお金を引き寄せる哲学として重要なんだと思います。