生命保険と不動産を比較

不動産を持つサラリーマンが急増している

最近、家賃収入を得るために不動産を所有する方が非常に多くなっています。

少し前までは不動産というととっつきにくく、富裕層の話のようなイメージでしたが、オリンピックなどの節目もあってか急速に不動産投資の情報が浸透しているように感じます。

不動産投資は、決して富裕層の話ではなくむしろ会社員などの一般向けの投資でもあります。もちろん億を超えるような一棟ものの物件を所有するのであればいきなり会社員が手をつけるには荷が重いかもしれません。

しかし、都内のワンルーム位であれば十分に所有可能範囲と言えます。

少子高齢化による、先の見えない経済状態という時代も反映しているように思います。若い世代でも将来の資産形成について積極的に情報収集している方も増えてきています。

今の時代、貯蓄を増やすのは非常に困難な時代になっています。
だからこそ、今までの常識にとらわれず、積極的に情報収集している人が多くなっています。保険と不動産はしばしば比較されることがあります。それだけ役割が重複している要素がたくさんあります。結論から言うと、不動産という資産は、保険の何倍も資産価値があります。そもそも保険は貯蓄なのに対して、不動産は投資です。投資とはレバレッジが効くと言うことです。かけた資金の何倍もの資産が出来るからこそ投資の魅力があります。

不動産の仕組み

不動産の最大の特徴は家賃収入という不労所得がある点です。

インカムゲインと言いますが、所有しているだけで収入が発生する資産です。

それに対して価格の上下で得る利益をキャピタルゲインと言いますが、投資というとこちらのイメージが強い方が多いと思います。

不動産は、キャピタルゲインもインカムゲインも両方得ることがでる資産となります。他には、株やFX、投資信託、利息がもらえる銀行預金なども含みます。

しかし銀行預金は実質利息ゼロの状態です。それどころか時間外手数料や振込手数料を支払えばもはや元本割れの金融商品ですからインカムゲインがあるとは言えませんね。

今は貯蓄も利率が高い保険で増やす時代になっています。
その辺りについては、【保存版】簡単に貯金を増やす方法に詳しく書いてあります。

投資とは基本インカムゲインがあるモノに現金を変えておくことが非常に重要になります。

キャピタルゲインを狙うのは素人には非常に難しいからです。
あくまでもインカムゲインを重視して、運が良ければキャピタルゲインも狙う位のスタンスが良いでしょう。

株や不動産などで初めから売買利益を狙うにはあまりにも立場が弱いです。
必ずプロ集団がいてノウハウや経験値、スキルの面で勝ち目はありません。

株は情報が全てです。
上流の情報を持っている人間には勝てるはずはありません。
不動産は安く仕入れて高く売ることになりますが、仕入れの時点で物件の見極めが非常に難しいでしょう。

しかし長期保持して、家賃収入を得ることが目的であれば物件選びは比較的容易です

相場が上がるかどうかを予想するのはプロでも難しいことです。
素人が手を出すにはハードルが高すぎるでしょう。

あくまでも長期保持して家賃収入を得ることを目的にすることに意味があります。

会社員と不動産投資が非常に相性が良い理由

会社員と不動産投資の相性は非常に良いです。

不動産投資の特徴として、金融機関からの融資が必要という特徴があります。会社員であれば、ある程度の年収をクリアする必要はありますが、融資を得やすいというメリットがあります。

不動産投資の本質は人のお金で資産を購入し、人に返済してもらうという点ですから融資がおりるかどうかは重要なポイントなのです。

自分のお金を使わなくて良い投資は不動産投資くらいしかありません。
会社員であれば検討しない手はないでしょう。

勿論、現金預金や保険などの積立のみで将来の十分な貯蓄を賄うことができれば、
わざわざ不動産投資をやる必要はないかもしれません。

しかし今は、銀行預金や、毎月に積み立てでコツコツ貯蓄を増やしたところで、
経済的に安定した老後資金にはならないでしょう。

1億円貯蓄があったとしても十分とは言えない時代なのですから。
今の日本経済はそれほど悪い状況です。

一生働き続ける事が当たり前の世の中になるでしょう。
まだ日本が豊かな国だと勘違いしていませんか?に書いています。

マイホームと収益物件の違い

マイホームと収益物件は全く資産としての価値が違います。

マイホームは自分自身が居住するための資産ですから、住宅ローンを返済しているうちは資産というよりも負債扱いです。ただし、契約者が死亡、高度障害状態など所定の状態になった場合は、残債の負担は無くなります(団信付の場合)

収益物件の場合は、初めから人に貸すことを目的とする点がマイホームとは違います。ローンの返済があるのはマイホームと同じですが、返済は入居者がします。そういう意味で負債というよりも資産性が非常に高い資産と言えます。つまりマイホームと比較すると不動産投資の物件は資産としての価値が高いと言えます。

またローン完済後の家賃収入は完全に自分の収入となりますので、老後の年金対策にもなります。

よくある質問で、

「投資用物件をローンを組んで購入したら、住宅ローン組めなくなりませんか?」

という質問です。

個人には会社名や、年収により金融機関がいくらまでなら貸付可能か評価があります。ケースにより異なりますが、年収の7、8倍が目安です。

その範囲であれば、投資用ローンがあっても住宅ローンを組むことは可能です。不動産は金融機関の評価が非常に重要ですので、計画的に購入すると良いでしょう。

不動産と保険を比較してみる

不動産はとても資産性の高いモノです。それだけに生命保険と役割が重複している部分があります。不動産と保険の仕組みを比較してみると似ている部分がかなりあります。ですから不動産と保険をセットで資産として組み合わせて所有しておくことでより効率的に資産運用が可能となります。保険料を節約することが可能ですのでチェックしてみて下さい。

例えば、マイホームをお持ちの方は契約者が死亡など所定の状態になった場合、ローン返済は必要無くなります。ですから必要保障額は家賃を配慮しなくてよくなります。

家賃は人生で一番大きな固定費です。家賃を考えなくて良いのはインパクトがありますのでかなりの保障額を減らすことが可能です。無駄な保険料を支払う必要はないですからまずはチェックが必要でしょう。

また収益物件を持っている方も基本的には同じです。

ただ、ひとつ注意点として相続税がかかるかのチェックは必要です。「相続税は3000万円+600万円×法定相続人数」の控除がありますが、それを超えた部分に税金がかかります。

マイホームや、収益不動産などを持っている方は地域によっては超えてくる方もいると思います。

相続税は、相続が発生してから10ヶ月以内に現金で支払わなければならないとあります。

もし現金がない場合、マイホームや不動産を売却して現金を用意しなければならないかもしれません。そうなれば、ご家族に不動産を残せなくなりますから大変なことになります。

ですから、不動産をお持ちで家族に残したい人は、相続発生時に現金を用意するために、生命保険に加入するのが最適です。

不動産をお持ちの方は、死亡保障相続税対策の2つの側面で生命保険を活用するとより効率的に準備できるということになります。

不動産投資については不動産投資の初心者が失敗するリスクを1/3にする方法に詳しく記載しています。

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